国民年金公団公表統計:今年1~7月の受給者806万2142人…2015年の402万8671人比で11年ぶりに倍増
月20万~40万円未満の受給者が38%で最多…60万円未満が全体の66%
国民年金研究院の展望:今年の給付額56兆ウォン、2028年に900万人・2030年に1006万人が受給
2028年に受給開始年齢が63歳から64歳に引き上げ…保険料を支払う青年世代の計算が変わる理由
国民年金を受け取る人が800万人を超えた。しかし、そのうちの10人近くが月に60万円すら受け取れていない。老後を「国家が責任を持つ」という約束の大きさと実際の受給額の大きさとの間、その隙間を埋める資金は、今働いている世代、特に未来の老後が最も遠い青年世代の保険料である。
1日、国民年金公団の「国民年金公表統計」によると、今年初めから7月31日までに1度でも年金を受給した人は806万2142人と集計された。2015年に受給者が初めて400万人を超え(402万8671人)てから、11年ぶりで倍増した数字だ。公団は、老齢年金と一時金の受給者を合わせた規模であり、この期間に年金を受給して亡くなった方々も含まれると説明した。超高齢社会に突入しただけに、増加傾向は当面続く見通しだ。
受給額の区間を見ると、「月20万円以上40万円未満」が全体(786万3299人基準)の38.0%(299万1230人)で最も多く、「40万円以上60万円未満」が21.2%(166万6760人)でそれに続いた。最低区間の「20万円未満」も6.8%(53万5279人)に達する。これらをすべて合わせると、全体の受給者の66.0%が毎月60万円未満を受け取っている計算になる。国民年金研究院の中期財政展望(2026~2030年)によると、今年の受給者は約828万人、彼らに支給される給付額は計56兆ウォンである。老齢年金の受給開始年齢が63歳から64歳に引き上げられる2028年には約900万1千人、2030年には約1006万人に達すると推算される。
問題は、支出が大きくなるにつれて負担がどこに移動するかだ。国民年金は所得のある現役世代の保険料で回るが、受給者が11年で倍増した一方、改革の議論は常に政治界の選挙の損得勘定の前に遅延されてきた。若い世代ほど支払う保険料は増え、受け取る時期は遅くなり(2028年に開始年齢が64歳へ)、税金で穴埋めする公的資金の負担も結局は世代全体に戻ってくる。基礎年金・退職年金との役割の再設計、保険料率・所得代替率の公正な調整、そして何よりも老後が不安だという理由で現金をばらまくポピュリズム福祉の拡大が年金財政を食いつぶさないようにする原則が必要だ。2030世代にとって年金は「受け取るもの」ではなく「不確実な投資」になった。政治界がこの計算を立て直す責任がある理由である。




